こんにちは、ひろむ&まっつーです。
今日はかなり過激なタイトルとテーマで話をしていきます。
なんか最近、僕たちが耳にするのですが、
「影響力の武器」の本の焼き増しを、
高額商材にして売っている輩が多いそうです。
例えば、ベネフィットを押し出せば、
商品が売れますよとか、
簡易性を打ち出したり、
再現性を出せば商品が買えますよとか。
これだけで、高額な商材として、売っている人が多いのだとか。
ただ、こんなのは僕らからしたら当たり前すぎて、
商材にするってどうなの?って思います。
ベネフィットやライティング術に関してはこちらで無料で公開しています。



影響力の武器というのは、ロバートチャルディーニという人が書いたこの本です。
この教材に全部、ビジネスの原理原則なるものは載っています。
ここで書かれていることを、ネットビジネスに置き換えてただ話しているだけで、抽象的な話が続く教材とか最近、増えてきましたよね。
僕らからしたら論外だなと思います。
例えばですが、「商品を売りたいのであれば、理想の未来(ベネフィット)と再現性・簡易性の2つを押し出せば良い。これがセールスの肝だ」とか言ってる高額な教材とか情報発信者がいるんですけど、論外ですね。
ちょっと、考えてみてください。
理想の未来を延々と言ってくる営業マン。
再現性と簡易性を延々と言ってくる営業マン。
冷静に気持ち悪くないですか?????
例えば、バストアップサプリを売る営業マンがいたとします。
そこで、こんな風なセールスをしてきたらどう思いますか?
「このバストアップサプリを買うと、胸が大きくなって、異性からモテるようになります。それで自信がついて、仕事もうまくいくようになって・・・・・・・」
「このバストアップサプリは簡単に胸が大きくなりますし、本当に飲むだけでいいんです。1日1粒飲むだけでOK。本当に飲んだから簡単に大きくなります。本当にこれほど良いものはありませんよ」
いや、どこのテレビショッピングやねん。。。。
こんなこと言ってる営業マンがいたらキモいわ。。。
と冷静に思ってしまいます。
そして、これは文章も同じです。
「このバストアップサプリを買うと、胸が大きくなって、異性からモテるようになります。それで自信がついて、仕事もうまくいくようになりますよ。さあ、こちらをクリック→」
「このバストアップサプリは簡単に胸が大きくなりますし、本当に飲むだけでいいんです。1日1粒飲むだけでOK。本当に飲んだから簡単に大きくなります。本当にこれほど良いものはありませんよ。さあ、こちらをクリック→」
こんな文章があったら、気持ち悪すぎて、速攻でブラウザをバツボタンで閉じます。
敢えて言っておくと、ベネフィット自体を否定しているわけではありません。
ベネフィットは確かに効果がある。
ですが、ベネフィットにも種類があるのです。
ベネフィットにはいくつか段階があります。
そこを理解せずに、文章を書いてしまうと全くおかしなことになります。
そして、ベネフィットによって揺さぶられた感情を、
納得させるための論理的説明、ロジックが必要です。
例えば、ベネフィットで心を揺さぶられたら、
そこで商品が書いたくなるのは事実ですけど、
最後、一歩を踏み出させるのは、
その揺れ動いた心を納得させる、
ロジックと論理です。
つまり、ベネフィットを書くのであれば、
そのベネフィットが得られる論理的な理由や背景を、
しっかりと書かないと文章がおかしくなるよって話ですね。
だからこそ、僕が言っているのは、
読者の心を揺れ動かしたいのであれば、
「読者にとっての新情報」+「ベネフィット」+「読者にとっての新情報」
が最強と言っています。
そして、商品が売れない理由というのは、
ベネフィットが書けてなかったりとか、
商品の魅力が伝わってないからというよりも、
「そもそも読者に信頼されていない」
という点が非常に大きいです。
つまり、ベネフィットを使う段階にすら至ってないということ。
ここの部分を多くの情報発信者は軽視しすぎですね。
商品は確かに、ベネフィットで売れます。
ですが、その前に大前提として、「信用」をされてなければ、
どれだけベネフィットを連打したとしても、
商品は売れないわけですよ。
じゃーどうやって、信用されるのかというと、
「権威性」と「仮想敵批判」です。
今回は詳しく話しませんけど、
商品売りたいだけだったら、
仮想敵批判をするのが一番やりやすいと思うし、
初心者の人には向いてるんじゃないかなと思いますね。
で、話を戻しましたが、
ビジネスの原理原則といっても、
この影響力の武器に書かれていることを、
焼き増しして話している人が非常に多いです。
この影響力の武器は、確かに有名な本ですが、
これって30年以上前に書かれた本なんですよね。
それで、ここ数十年で色々と実証研究がされて、
影響力の武器に書かれていた「○○の法則」が、
ビジネスの原理原則でもなんでもなくて、
「特定の条件のもとでは、法則として働くことがある」
くらいの意味合いになっている状況があります。
だから、僕は影響力の武器の内容を焼き増しして、
ビジネスの原理原則ですとか教材として売ってる人は、
本当にビジネスの勉強をしてるのかな?と思います。
はっきり言って、原理原則といって、
本の焼き増しを売るのは非常に簡単です。
なぜなら、ビジネスを実践していなかったとしても、
本の内容をまとめれば、それで教材になるからです。
影響力の武器は万能ではない。
というか、あくまで1つの実験結果である。
これを頭に入れておいた方が良いのかもしれません。
ということで、今回は失礼します。
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